【旧紙幣 古札】甲号兌換銀行券10円 裏猪10円 和気清麻呂 後期の買取実績
【旧紙幣 古札】甲号兌換銀行券10円 裏猪10円 和気清麻呂 後期
【旧紙幣 古札】甲号兌換銀行券10円 裏猪10円 和気清麻呂 後期
品目 |
紙幣 旧紙幣 古札 |
品名 |
甲号兌換銀行券10円 裏猪10円 和気清麻呂 後期 |
状態 |
並品 |
買取店舗 |
まねきや心斎橋店 |
買取時期 |
2020年10月 |
〇商品について
以前に発行されていた、兌換券とは何かの代わりに渡される券のことを指します。
日本銀行が発行していた【日本銀行兌換券】は金貨または銀貨と交換することが出来ました。
金本位制度の崩壊と共に管理通貨制度へ移行され、現在は不換紙幣が発行されています。
●発行:明治32年(1899年)10月1日
●廃止:昭和14年(1939年)3月31日
・後期(組番号がアラビア数字)発行開始:明治43年(1910年)9月1日
●大きさ:95mm×159mm
●図案:和気清麻呂と護王神社、裏に猪
〇査定のポイント
まず第一にあげられるのは紙幣の【種類】です。
発行枚数・流通量の少ない紙幣やコレクターの方に人気のものであれば、
もちろん高価買取が期待できます!!
その次はやはり【状態】です。
もちろん未使用品や美品であれば高価買取が期待できます。
と言っても、洗ったり後から手を加えることはよくありません。
他の商品であれば、キレイにすることは高額査定に繋がる可能性は高まります。
ただ、古札や古銭の場合は後から手を加えることで、
当初の風合いが損なわれてしまうことが多い為、むしろ価値が下がってしまう場合もあります。
〇最後に
兌換券の券面には以下のような記載があります。
『此券引換ニ金貨拾圓相渡可申候也』
当時の10円金貨(新10円金貨 Au900 8.33g)で今の金相場だとおおよそ5万円強!!
金本位制が採用された当時の換算レートは1円=金1.5gだったとの事。
後に金本位制度が確立された時には1円=金0.75gとなります。
その後昭和6年には金貨への兌換が停止されます。
そのため、この紙幣も終盤では実質的な不換紙幣となっていました。
これ以降に発行された、兌換券や改正兌換券は兌換券という名前ではありますが、
実質的には不換紙幣ではありました。
ちなみに日本の金貨の品位は全てAu900で、90%金が含まれており、残りの10%は銅でした。
そのため、例えば上記の新10円金貨ですと、重量は8.33gですが、
その中には90%の金と10%の銅があり含まれており、計算すると
8.33g×90%=7.497gの金が含まれていることになります。
この時のレートは1円=金0.75gで、10円ですと7.5gとなり、
Au900の8.33g金貨と交換ということになります。