天皇陛下御在位60年記念10万円金貨の買取実績
天皇陛下御在位60年記念10万円金貨
商品名 |
天皇陛下御在位60年記念10万円金貨 |
素材 |
K24 |
状態 |
未開封品 |
付属品 |
– |
買取店舗 |
㈱水野(まねきや)上野御徒町本店 |
買取時期 |
2021年5月 |
ご存知の方も多いかと思いますが、10万円金貨には2種類ございます。
・天皇陛下御即位記念10万円金貨
・天皇陛下御在位60年記念10万円金貨(写真のもの)
この金貨は、その名の通り天皇陛下の御即位・御在位を記念して発行されたものですが、
当時の大蔵大臣であった竹下登氏にはこんな考えがありました。
■10万円金貨が発行された背景■
1985年当時、大蔵大臣であった竹下登氏は、昭和天皇の御在位60年を祝って、金貨を発行することを発表します。
10万円金貨のほか、1万円銀貨、500円白銅貨を大量に発行したのですが、
その背景には、2つの思惑がありました・・・
■1次年度の財源確保■
特に10万円金貨は、一枚あたり純金20g(当時は金の価値が1,900円/gでした)
で造られるため、製造費込みでも半分以下の原価で造ることができました。
発行数は1000万枚で、総額1兆円にものぼり、差益の5500億円が国庫に入る予定でした・・・
しかし、当日は両替に訪れる人はさほど多くなく、最終的に出回ったのは910万枚。
未引換の90万枚については鋳潰されたのでした。
■アメリカとの貿易摩擦緩和■
当時、アメリカとの貿易摩擦が深刻であったため、金貨鋳造に使用する大量の金
(なんと223t)をアメリカから購入することで、これを緩和しようとの思惑がありました。
ただ何かを記念して発行されたと思われていたものも、
こうした様々な背景があるんですね。