カシニョール:リトグラフ【クリスティーヌ】のご紹介! ㈱水野(まねきや)上野御徒町店
カシニョール:リトグラフ / クリスティーヌ
カシニョールリトグラフ【クリスティーヌ】についてご紹介いたします。
そもそもカシニョールとはどんな人
ジャン=ピエール・カシニョール( Jean-Pierre Cassigneul、1935/7/13 – )は、
フランスの現代画家、版画家。フランス・パリ生まれの男性です。
日本をはじめ世界各地で個展を開催し、年代を問わず、
女性からも圧倒的な支持を受けている、現代フランス画壇を代表する人気画家。
優雅な雰囲気をかもし出す作品の数々にはコレクターも多い。
得意とする女性像は、華やかな色彩で表現され、官能美を感じさせる。
彼は1948年の夏、ドーヴィルの海岸で「砂の芸術」コンクールに参加して一等賞となり、
それを報道する新聞に
「審査員は、驚くべき芸術的感覚を備えたこの少年に万場一致で一等賞をあたえることに決めた」
との記事が掲載される程の天才でした
彼はその後5年間美術学校で学び、2年間の兵役を経て
1963年、ついに画家としての道を歩みだしました
そして彼が画家としての道を歩んで2年ほど経った1965年。
初めてのリトグラフ【後ろ姿】の制作を始めました
そしてそこからさらに2年。
リトグラフという表現方法に出会ったカシニョールはかなりの時間をかけてその研究を行い、
1967年に6種類のリトグラフをパリ、デジョベール工房にて制作、発表しました。
リトグラフ (lithograph, lithography) は版画の一種で、平版画にあたる。
水と油の反発作用を利用した版種で、製作過程は大きく「描画」「製版」「刷り」の3工程にわかれる。
ほかの孔版画、凹版画、凸版画などに比べると複雑で時間も多く要するが、
クレヨンの独特のテクスチャや、強い線、きめ細かい線、筆の効果、インクを飛ばした効果など、
描写したものをそのまま紙に刷ることができ、多色刷りも可能で、版を重ねるにつれて艶を有した独特の質感が出てくる。
19世紀頃、ヨーロッパで偶然から原理が発見され、
以降ロートレックなどの画家が斬新で芸術性の高いポスターをこの方法で描いた。
以前は巨大な石(石灰岩)に描いていたため石版画(石版印刷術、リトグラフィ)とも呼ばれるが、
近年は扱いやすいアルミ板を使うことが多くなってます。』
リトグラフはその性質上、多く刷られるため、一点のみの油絵より廉価となり
資力のある美術愛好家の範囲を超え、様々な人々に彼の作品が届けられるようになりました。
この事が、多くの人にカシニョールが知られる要因になりました。
美術評論家の多摩美術大学客員教授、武田厚はカシニョール作品について、
そこに「描かれた内容はいつの場合も身近にあるような公園、花々、海などがエレガントな女性と組み合わされ、
今日の風俗画のような類のもののように見えてはいるが、
そうとは呼べない夢のような世界を醸し出しており、
それが人々をおしなべて慈悲と幸福の感情に浸らせるようなところがある」と評すほど、
彼の絵に女性は必ず描かれています。
また彼の描く女性は芸実的イメージにのみ構成される非現実的な
現代人の感覚が求める女性美像の理想像が情熱を込めて描かれています。
多くの美術評論家や美術教授は彼の絵画に対して
理想の女性像や魅惑的な女性像を描くことにより、
彼の絵によって改めて女性の美に気づかされる。
と評しています
さて、ここまではカシニョールについてご説明しましたが
ここからはクリスティーヌの説明になります
クリスティーヌはカシニョールの全版画リストのNo326の作品になります。
制作年は2007年で200部限定発行です
物憂げな表情の帽子を被った女性が頬杖をついて
こちらを見ている作品になります。
非常にカシニョールらしい作品です。