■　パール商品について　■

突然ですが、皆さんは真珠の質量の単位をどう言うかご存知ですか？

真珠の単位は「匁（もんめ）」と言い、真珠が日本の特産品であったことから
この単位は国際的に使われています。
（国際単位系には認められていませんが、英語では”momme”と綴られ、
　商取引の場で使われている単位になります。）

ちなみに一匁は3.75gで、もともとは銀の通貨単位として使われていた言葉ですが、
現在は真珠の質量の計量にのみ限定して使う事がゆるされていて、
それ以外の使用は禁止されています。

ところで、「もんめ」と聞くと、小さい頃「はないちもんめ」で遊んだことを
思い出す方が多いのではないでしょうか。

「かってうれしいはないちもんめ～」
「まけてくやしいはないちもんめ～」という歌詞があったかと思いますが、
これって勝ち負けの話ではなくて「買った」「（値段を）まけた」という意味なんです！！

「はないちもんめ」は、値段が銀一匁の花に対し、値段をまけたので悲しい売り手と、
安く買うことができて嬉しい買い手をモチーフにした遊びだと言われています。
（あの子が欲しい～という途中の歌詞から、花は女性を表していて、
　人の売り買いについて歌っているのではないかという少しこわい説もあります・・・）

ちなみにこの遊びで歌われる歌詞や動きは地域ごとに少し異なるそうなので、
調べてみるととても面白いですよ。

さて、真珠の話に戻りますが、今回ご紹介しているケシパールのような歪みのあるパールは、
球体のパールとはまた違う魅力で人気がありますよね。

球体のパールはラウンド（球体）、セミラウンド（ほぼ球体）と呼ばれ、
フォーマルなパーティでのアクセサリーに用いられることが多いですが、
ケシパールのようなパールはカジュアルなスタイルにも合わせやすいので、
ちょっとしたパーティや普段身につけるアクセサリーとして重宝されていたりします。

ちなみに、変形している真珠は「バロックパール」と呼ばれ、ケシパールも
バロックパールと同じ見た目をしているのですが、この2つには大きな違いがあります。

■バロックパール
バロックパールは、真珠を作る際に挿入された「核」の周りに異物が付着し、
そのままの状態で真珠層が形成されて変形して出来上がった真珠のことをいいます。

■ケシパール
一方、ケシパールは真珠貝に偶然入り込んだ砂や虫などの異物に
貝が真珠層を巻きつけてできた「天然無核真珠」です。

ケシパールとバロックパールは見た目がとても似ていますが、
ケシパールをバロックパールと呼ぶことはありません。

また、ケシパールは養殖真珠の副産物であり、希少性が高いのでバロックパールよりも
ケシパールの方が評価が高いです。

珍しさだけではなく、養殖真珠と比較するとケシパールは真珠層が厚いため美しい光沢が
みられる点も、評価が高い理由の一つだといえます。

ちなみに、ケシパールは昔アコヤガイから採れる小さなものが多く、
ケシの実に似ていることからその名が付けられました。
現在では大きな貝から大き目のケシパールが採れることもあるので、
小さくないものもケシパールと呼ばれます。

そして、先程出てきた「匁（momme）」もそうですが、ケシパールも「Keshi」という表記で
国際的に使われている言葉なんです。

昨日のブログでも少し真珠貝について触れましたが、
真珠は本当に奥が深いですね。

当店ではケシパール以外のでも高価買取可能なパール商品などを取り扱っております。
下記、よく査定、見積でお持ち込み頂くお品となります。
その他、類似するお品もお気軽にお問い合わせください。

【買取可能な一覧】

【パール商品 買取一覧】
・ブランド　ミキモト真珠商品
・ブランド　田崎真珠商品
・あこや真珠商品
・南洋真珠商品
・淡水パール
・マベ真珠
・タヒチ黒蝶真珠